治安維持法の歴史シリーズ 全6巻

2023年11月、ついにシリーズ完結

北海道新聞2024年2月20日号——〈悪法 植民地で運用苛烈に〉「治安維持法の歴史」全6巻完結——著者の荻野富士夫氏が寄稿
『歴史地理教育』2023年11月号に『治安維持法—その成立と「改正史」』ほか本シリーズについて書評が掲載されました。

荻野富士夫著

著者渾身のシリーズ完結!

帝国主義戦争の遂行に必須の思想弾圧のための法律=治安維持法。

天下の悪法が日本国内のみならず、植民地台湾 朝鮮、傀儡国家 「満洲国」において展開したすさまじい暴力性を膨大な資料を駆使して明らかにする。

合法的に人々の思想を裁き、その肉体をもためらいなく死に追いやった 治安維持法の実体に迫る決定版!

国家による法の暴力は現代日本そして世界と無関係かを問いかける!

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治安維持法の歴史シリーズ 全6巻

シリーズⅠ 治安維持法によって 市民はどう裁かれたのか

『治安維持法の「現場」治安維持法事件はどう裁かれたか』

 

シリーズⅡ 天下の悪法・治安維持法はいかにして 成立し、都合良く改変されたのか

『治安維持法 その成立と「改正」史』

 

シリーズⅢ 悪法のさらに上を行く 植民地での治安維持法

『朝鮮の治安維持法の「現場」治安維持法事件はどう裁かれたか』

 

シリーズⅣ 日本国内よりも過酷だった 朝鮮の治安維持法

『朝鮮の治安維持法 運用の通史』

 

シリーズⅤ 植民地化に抵抗する台湾の人々を時に 死をもって徹底的に弾圧した「法の暴力」

『台湾の治安維持法』

 

シリーズⅥ 植民地をもしのぐ傀儡国家「満洲国」での「法の大暴風」  

『「満洲国」の治安維持法』

2023年11月25日発売

 

A5 判・並製・各巻平均400ページ

各巻定価 2,500円+税(税込 2,750 円)

全巻揃 15,000円+税 ISBN978-4-86617-198-2

 

著者紹介

荻野富士夫(おぎの・ふじお)

小樽商科大学名誉教授 一九五三年 埼玉県生まれ

特高警察体制史――社会運動抑圧取締の構造と実態』せきた書房、一九八 四年/増補新装版 明誠書林、二〇二〇年/『戦後治安体制の確立』岩波 書店、一九九九年/『思想検事』(岩波新書)二〇〇〇年/『特高警察』(岩波 新書)二〇一二年/『よみがえる戦時体制』(集英社新書)二〇一八年

 

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