「満洲国」の治安維持法

治安維持法の歴史Ⅵ

2023年11月刊行

荻野富士夫著

著者渾身のシリーズ完結!
日本帝国主義を象徴する「法の暴力」=治安維持法は、
傀儡国家「満洲国」においても、より過酷に、残酷な形で人々を弾圧。
質的苛烈さや件数の膨大さにおいても、その「法の大暴風」は、
日本国内、植民地台湾・朝鮮で同法が有した暴力性をはるかに超えるものだった。
人の思想を糾弾し処罰し、肉体的にも人を合法的に死に追いやる治安維持法とはなんだったのか。
国家による法の暴力は現代日本そして世界と無関係かを問いかける
著者渾身のシリーズ最終巻。

A5 判・並製・440ページ

定価 2,500円+税(税込 2,750 円)

ISBN978-4-86617-192-0

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目次

はじめに

Ⅰ 関東庁・関東局の治安維持法の運用 一九二五〜一九四五年

一 関東庁・関東局の高等警察・思想検察

二 関東庁・関東局の治安維持法の運用

 Ⅱ 在満外務省警察の治安維持法の運用  一九二五〜一九三七年
一  電拳団事件から間島共産党事件まで──在間島外務省警察の治安維持法の運用

二  在満外務省警察の反満抗日運動取締

Ⅲ  暫行懲治叛徒法・暫行懲治盗匪法の制定

一 「満洲国」治安体制の概観

二   暫行懲治叛徒法・暫行懲治盗匪法の制定と一九三〇年代前半の運用

Ⅳ  暫行懲治叛徒法運用の全開   一九三六〜一九四〇年

一 思想的討伐の本格化

二「満洲国」思想司法体制の確立

三  一九三〇年代後半の暫行懲治叛徒法の運用

V「満洲国」治安維持法の猛威   一九四一〜一九四五年

一  治安維持法の制定へ

二  関東憲兵隊主導の最終的弾圧態勢

三 「満洲国」治安維持法の運用

四  西南地区粛正工作と特別治安庭の活用

五  在満日系共産主義運動の弾圧

VI  治安体制のなかの行刑・矯正輔導  一九三四年〜一九四五年

一 「王道行刑」の実態

二   矯正輔導への拡充

Ⅶ「満洲国」治安体制の崩壊 一九四五年

あとがき

索引

パンフレット

 

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