『占領軍による人身被害調査資料集 』全6巻
≪編集復刻版≫
The Complete Collection of Reprinted Materials of the Personal Injury by the Occupied Army
2021年12月配本完結!
2021年12月30日付 北海道新聞 「占領軍の犯罪、消えぬ無念 遺族らの証言集出版 道内19件『終戦後の悲劇知って』」で紹介されました。
戦争が終わってから始まった戦争
一九四五年ポツダム宣言の受諾後に開始された占領 は、市民にとって終戦を意味しなかった。 空襲や統制から解放され、ようやく取り戻したかにみ えた平穏な日々は、いまだ戦争の熱を帯びたまま勝者の 暴力をむきだしにした占領軍兵士たちの車両暴走や暴力・武力によって無残に踏みにじられていった。 無抵抗の多くの人命が失われ、遺された家族は喪失と 経済的困窮に苦しみ、からくも生き延びても重い障害に生涯が支配された。
日本全国各地で、とりわけ占領軍の基地のある地域で 繰り広げられ、 顧みられることもなかった多くの被害事 例を、一九五〇年代後半におこなわれた調達庁労働組合 による大規模調査「占領期間中の被害者実態調査表」に おける被害者自身および遺族たちの生の声によって浮 かび上がらせる。 調査当時占領下にあった沖縄をのぞく全国3 6都道府 県での約一、三二〇の事例(一九四五〜五二年)は、 戦争被害とはなにかを問いかける。米軍の占領政策の現実を突きつける資料集!
◎編・解説――藤目ゆき(大阪大学教授)
◎体裁――B5判/上製/総約2,700ページ
◎揃定価――150,000円+税(全2回配本)(税込165,000円)
◎推薦――林博史(関東学院大学教授)
阿部小涼(琉球大学教授)
第1回配本 2021年7月刊 本体75,000円+税 ISBN978-4-86617-144-9
第1巻 北海道・東北・関東Ⅰ
第2巻 関東Ⅱ
第3巻 関東Ⅲ・中部Ⅰ
第2回配本 2021年12月刊 本体75,000円+税 ISBN978-4-86617-148-7
第4巻 中部Ⅱ・近畿Ⅰ
第5巻 近畿Ⅱ・中国四国Ⅰ
第6巻 中国四国Ⅱ・九州