ヤヌシュ・コルチャックの教育実践

子どもの権利を保障する施設養育の模索


2022年2月刊行予定!

大澤亜里 著

ポーランドの小児科医、教育者でありながら、
ナチス・ドイツのホロコーストの犠牲となった、
ヤヌシュ・コルチャックの教育実践を詳細に検証!

本書は「子どもの権利」という概念の先駆者=コルチャックの、
孤児院ドム・シェロットやナシュ・ドムにおける教育実践や残された書物から、
氏の思想形成や深化を捉え直し児童保護の歴史のなかに位置づける意欲作!

 

A5判・上製・270ページ
定価 4,200円+税(税込4,620円)
ISBN 978-4-86617-161-6

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推薦人 塚本智宏(札幌国際大学教授)

 

目次

序章
先行研究の整理と本書の課題
1. ポーランドおよび日本のコルチャック研究
2. コルチャックの教育実践に関する研究の到達点と課題
3. 本書の課題と方法
第1章 青年コルチャックの実践経験と 教育思想の形成(1912年以前)
1. サマーキャンプでの教育実践
2. コルチャックが理想とした学校・教育──「生活の学校」(1907–1908年)から
第2章 孤児院ドム・シエロットの設立(1912年)
1. 19世紀後半から20世紀初頭におけるワルシャワの児童保護
2. ドム・シエロット設立に至るまで
3. ドム・シエロット開設に際して
第3章 ドム・シエロット開設後の教育実践 ──多様な教育方法の試みとその実際 (1912–1920年)
1.第一次世界大戦期におけるワルシャワの児童保護
2.孤児救済協会による孤児および貧困家庭の子どもの保護
3.ドム・シエロットの教育方法とその実際
第4章 独立国家ポーランドにおける ドム・シエロットの教育実践の展開(1921–1928年)
1. 独立国家ポーランドにおける児童保護
2. 孤児救済協会の児童保護活動
3. ドム・シエロットの教育体系の発展
第5章 孤児院ナシュ・ドムの教育実践(1919–1928年)
1. マリア・ファルスカと孤児院ナシュ・ドム
2. ナシュ・ドムの教育体系
第6章 ドム・シエロットの危機と教育実践の継続(1929–1939年)
1. 児童保護分野における経済危機の影響
2. 孤児救済協会の事業縮小とドム・シエロットの運営
3.「 労働」の継続
4. ドム・シエロットの教育実践に対する評価
終章 コルチャックの実践の変遷とその背景 ──本書で明らかになったこと
1. コルチャックの教育実践の変遷と思想の深まり
2. ドム・シエロットの教育実践を可能にした孤児救済協会の運営
3. ポーランド・ワルシャワの児童保護とコルチャックの思想および実践
補論 ドム・シエロットの教育実践と コルチャックの子どもの権利思想
1.「 個人としての子どもの権利」の講義概要
2. ドム・シエロットの教育実践と子どもの権利保障
子どもの生活を守ることと子どもの権利を守ること──あとがきにかえて

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