教育史研究の 最前線Ⅱ
——創立60周年記念
2018年5月刊行!
教育史学会=編
創立50周年を期して刊行された
「教育史研究の最前線」(2006年)刊行から10年。
学会創立60周年の記念出版として、
気鋭の研究者25名による最新の教育史研究の動向や課題を提示する
教育史研究の入門書第2弾!!
2000年以降に刊行された数百点に及ぶ教育関係図書を、
さまざまな角度から分類しテーマや領域を選定、
それらをもとに設定された全10章の論考は、
これからの教育史研究へ関わる研究者・学生への大いなる羅針盤として最適である。
A5判・上製本・320ページ
定価2,500円+税(税込2,750円)
2018年5月刊行
ISBN978-4-86617-042-8
◎目次
第1章── 前近代日本教育史
第1節 古代・中世教育史 鈴木理恵(広島大学)
第2節 子ども史、地域教育史および識字などに関する研究 木村政伸(九州大学)
第3節 教育思想と藩校・私塾に関する研究 川村 肇(獨協大学)
第2章── 日本の近代学校教育
第1節 教育制度政策史と教育の社会史 柏木 敦(大阪市立大学)
第2節 学校の設立と子どもの就学──教育の制度・政策を相対化する研究史 坂本紀子(北海道教育大学)
第3節 近代学校教育の相対化 宮坂朋幸(大阪商業大学)
第4節 新教育運動と戦時下の教育 清水康幸(青山学院女子短期大学)
第3章── 戦後日本教育史 米田俊彦(お茶の水女子大学)
第1節 1950年代の教育行政史研究
第2節 地域に関する戦後教育史研究
第4章── 東アジア植民地教育史
第1節 台湾植民地教育史 北村嘉恵(北海道大学)
第2節 朝鮮植民地教育史 佐野通夫(こども教育宝仙大学)
第3節 中国植民地教育史 新保敦子(早稲田大学)
第5章── ヨーロッパ教育史 山名 淳(東京大学)
第1節 「ヨーロッパ」の捉え直し
第2節 統治と保護への新たなまなざし
第3節 教養論の再興
第4節 構成物としての歴史と史実
第5節 意味世界の歴史を読み解く教育思想史
第6章── 欧米の新教育 宮本健市郎(関西学院大学)
第1節 教育思想史研究
第2節 教育思想史から教育社会史へ
第3節 教育方法史・教科教育史
第4節 ナショナリズムと新教育
第7章── ジェンダーと教育
第1節 日本における近代教育とジェンダー 井上惠美子(フェリス女学院大学)
第2節 東洋における近代教育とジェンダー 李 正連(東京大学)
第3節 西洋における近代教育とジェンダー 野々村淑子(九州大学)
第8章── 高等教育史
第1節 西洋高等教育史研究の現状と展望 松浦良充(慶應義塾大学)
第2節 日本高等教育史研究の展開 吉川卓治(名古屋大学)
第3節 アジア高等教育史研究の展開 今井 航(別府大学)
第9章── 教員史・教員養成史
第1節 日本教育史における教員史・教員養成史 山田恵吾(埼玉大学)
第2節 東洋教育史における教員史・教員養成史 一見真理子(国立教育政策研究所)
第3節 西洋教育史における教員養成史・教員史研究 渡邊隆信(神戸大学)
第10章─ ナショナリズムと教育
第1節 日本におけるナショナリズムと教育 駒込 武(京都大学)
第2節 東洋(中国)におけるナショナリズムと教育 世良正浩(明治学院大学)
第3節 西洋におけるナショナリズムと教育 遠藤孝夫(岩手大学)
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