男女共学の成立
受容の多様性とジェンダー
2021年6月刊行!
●日本教育社会学会「教育社会学研究」第111集(2023年1月24日発行)に書評が掲載されました。評者は広瀬裕子さん(専修大学)です。
●ジェンダー史学会18号(2022)に、書評が掲載されました。評者は、小玉亮子さん(お茶の水女子大学)です。
●「熊本新聞」男女共学の成立 書評 が、2021年10月8日付 熊本日日新聞に掲載されました。
●市川房枝記念女性と政治センター発行の「女性展望」2022年1−2月号に、書評が掲載されました。
小山静子・石岡学 編著
戦後民主主義のもとで推進された高等学校の男女共学化。
単線ではないその道程を全国さまざまな地域において検証し、
これからの教育におけるジェンダーの課題を提示する。
A5判・上製・336ページ
定価 3,000円+税(税込3,300円)
ISBN 978-4-86617‐140-1
目次
序 章 問題関心
第Ⅰ部 別学校の存在
第1章 福島県における男子校の女子受け入れ 前川直哉
第2章 群馬県における男女別学と「男女共学」 小山静子
第Ⅱ部 単一の学校の共学化
第3章 北海道における小学区制と男女共学 須田珠生
第4章 京都市内の公立高校生における男女共学観 和崎光太郎
第5章 男女比が極端に不均衡な男女共学 小山静子
第Ⅲ部 男女別定員を設けた共学化
第6章 男女比に大きな偏りのある男女別定員 今田絵里香
第7章 男女生徒同数を目指した大阪府の男女共学制 土屋尚子
第Ⅳ部 複数の学校の統合あるいは再編による共学化
第8章 青森県津軽地方における男女共学 石岡 学
第9章 高等女学校の後継校が存在しない地域の男女共学 土田陽子
第10章 福岡県久留米市の高等学校再編成と男女共学 中山良子
第11章 鹿児島県下における男女共学制の定着 日高利泰
終 章 「男女共学」の百面相 石岡学
あとがき 小山静子