『「筑豊の子供を守る会」関係資料集成』 全8巻
2022年11月 第2回配本刊行、完結!
「筑豊の炭坑閉山期、「筑豊の子供を守る会」の活動を振り返る」2023年2月11日、公開講座が開かれます!※事前申し込みが必要です
「1960年~70年の若者は、何を考え、行動したか――歴史を自分たちの手で創造する」2023年1月9日、出版記念シンポジウムが開かれました!
《編集復刻版》
筑豊の炭住の子どもたちの
現実を前に
一九六〇年代の学生たちは
何を考えたか――
国のエネルギー政策に翻弄され、
大量の失業者があふれていた、一九六〇年の筑豊。
労働運動が激化するいっぽうで、中小炭坑の労働者は
よるべとなる組合もなく、職を失い文字どおり貧困にあえいでいた。
このころ日米安保条約改定に対し、反対運動が激しく闘われていたが、
学生たちは、日米安保反対運動の声も届かない、筑豊の過酷な現実に直面する。
「必要なのは物資ではなく、人だ」と確信して、キャラバン隊を組み、炭鉱住宅に入り込み、
子どもたちと触れあうなかで、何が問題なのかを考え、論じ合った学生たち。
勉強会やハイキング、人形劇から始まり、文庫作り、地元の青年との起業、
就職の世話まで、子どもたちと関わり続けた、学生たちの活動の記録。
二一世紀にまた浮かび上がってきた貧困という問題に、
社会が、人が、何ができるのかを問いかける資料集!
◎編――『「筑豊の子供を守る会」関係資料集成』編集委員
◎解説――細井勇(福岡県立大学教授)、鬼塚香(福岡県立大学准教授
◎体裁――B5判・上製・約3、100ページ
◎揃定価――160、000円+税(税込176、000円)(全2回配本)
◎推薦――岩田正美(日本女子大学名誉教授)、大友信勝(聖隷クリストファー大学教授)、木原活信(同志社大学教授)
第1回配本
2022年6月刊 本体80、000円+税(税込88、000円)
ISBN978-4-86617-179-1
第1巻─筑豊の子供を守る会Ⅰ
第2巻─筑豊の子供を守る会Ⅱ
第3巻─筑豊の子供を守る会Ⅲ
第4巻─筑豊の子供を守る会Ⅳ
第2回配本
2022年11月刊 本体80、000円+税(税込88、000円)
ISBN978-4-86617-184-5
第5巻─福吉炭住での活動
第6巻─鞍手地区での活動/筑豊協力伝道奉仕会/復権の塔Ⅰ
第7巻─復権の塔Ⅱ
第8巻─県福祉事務所
パンフレット
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