2025年8月刊行!
剣と禅で鍛練した肥後の阿部充家は、日帝朝鮮統治下で京城日報社長を務めた。
武断統治と一線を画して朝鮮文化・仏教支援に尽力し、文治政治の先駆者となる。
斎藤実の政治顧問でありつつ、当局に「不穏な活動家」と見なされた阿部の軌跡をたどり、植民地支配のグラデーションを再現して、その先に東アジア共存の方途を探る。

沈元燮 著
川村肇 訳
A5 判・上製・304ページ。
定価 5,500円+税(税込 6,050円)
ISBN978-4-86617-308-5
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