『沖縄移民女性史』(取扱図書)

沖縄から海外への移民は1899年(明治32年)ハワイへの出発(27名)から本格的にスタート。それから40年ほどの間に沖縄県人口の12%が海外に移住している。本書は、沖縄県婦人連合会が創立30周年を記念し、沖縄から海外に移民として渡った沖縄の人々の暮らしを、女性たちの語りで集めた貴重な記録集である。

●主な内容
第一章 アンデスに生きる
 ペルー移民小史  九人の子を育てて/テルシアナで苦しんだ日々/略奪の悪夢/財産を没収されて……ほか
第二章 密林を拓いた女たち
 ボリビヤ移民小史 密林とうるま病/うるま病で子を亡くして/第一コロニヤに定住するまで……ほか
第三章 南米のパリ、アルゼンチン
 アルゼンチン移民小史 憧れの外国生活/花嫁移民/大農場主と結婚して/子どもの教育……ほか
第四章 移民七〇年の栄光を支えて
 ブラジル移民小史 おおらかなブラジル/渡航中に愛児を失う/移民一年後に夫をなくして……ほか
第五章 陽気なハワイアンのかげに
 ハワイ移民小史  琉舞でアロハ/パイナップル人生/カチケンの日々/二世の教育家……ほか
第六章 カリフォルニアに根をおろすまで
 移民放浪記

ほか

『沖縄移民女性史』(1979年9月)
本体2,000円(税込2,200円)
発行:沖縄県婦人連合会