孤高のハンセン病医師――小笠原登「日記」を読む


2016年12月 5日『朝日新聞』東京版に記事が載りました!

2016年9月 3日『図書新聞』に記事が載りました!

2016年2月18日『聖教新聞』に記事が載りました!

2016年3月 9日『朝日新聞』名古屋版に記事が載りました!

2016年4月23日 小笠原登のドキュメンタリーが放映されました!

 

2016年5月22日『新潟日報』に記事が載りました!

2016年6月26日『琉球新報』に記事が載りました!

藤野豊 著

 

「癩病は治癒する」
「癩は強烈なる伝染病には非ず」――
らい予防法廃止から二〇年、
ハンセン病国家賠償訴訟熊本判決から一五年。
ハンセン病患者をことごとく療養所に収容しようとした癩予防法のもとで、
自らの医学的知見にしたがい、絶対隔離の必要なし、と
療養所外での自宅治療・通院治療を敢行した
医師・小笠原登の「もうひとつのハンセン病治療」。
その思想と実践を、遺された日記・諸資料を駆使して検証、実体に迫る。
『孤高のハンセン病医師』書影
定価 1,800円+税

(税込1,980円)
2016年3月刊行
ISBN 978-4-905421-95-5

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目次
序章 小笠原登「日記」の史料的意義
第一節 ハンセン病絶対隔離政策の歴史
第二節 小笠原登に関する研究史
第三節 小笠原登「日記」の概要とその史料的意義
第一章 絶対隔離推進者との論争
第一節 小笠原登のハンセン病に対する知見
第二節 『中外日報』『朝日新聞(大阪)』紙上の論争
第三節 癩学会総会の前夜
第四節 癩学会総会における論争
第五節 癩学会総会後の小笠原登
第二章 戦時下の皮膚科特研
第一節 小笠原登の「救癩」観
第二節 皮膚科特研における患者処遇
第三節 絶対隔離政策と皮膚科特研
第三章 戦局悪化のなかの皮膚科特研
第一節 悪化する戦局と皮膚科特研
第二節 戦時下の国立療養所と皮膚科特研
第三節 無癩県運動と皮膚科特研
第四章 小笠原登を支えたひとびと
第一節 浄土真宗のひとびと
第二節 浄土宗のひとびと
第三節 臨済宗のひとびと
第四節 清水寺住職大西良慶
第五節 その他の仏教者
第六節 キリスト者戸田八重子
第五章 京都帝国大学が生んだ小笠原登と異なるハンセン病研究
第一節 鈴江懐のハンセン病研究
第二節 優生学と骨格標本
第三節 解剖と標本化の倫理
第六章 国立豊橋病院における小笠原登
第一節 戦後のハンセン病絶対隔離政策の論理
第二節 小笠原登退職後の皮膚科特研
第三節 論文「私は癩をかくの如く見る」への愛着
第四節 国立豊橋病院皮膚科における小笠原の活動
第五節 圓周寺帰郷時の小笠原のハンセン病治療
終章 小笠原登を現代に問う


パンフレット

孤高のハンセン病医師_チラシ

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