公民科・地歴科・社会科の実践研究――21世紀日本の社会認識教育を考える

矢吹芳洋 編著

近年のグローバル化による社会構造の変化に伴って、社会科教育も自ら大きく
変容することが求められている。
本書はこれに対応したもので、とくに公民科に重点をおく一方、地理歴史科
や社会科の実践研究の成果を組み込むことにより、今後の教授―学習過程上
の問題点を探ろうとした研究論文集である。
また本書には、数十年に及ぶ専修大学教育学会社会科研究会による教材研究
の成果、とくに斬新な学習指導要領などが多数収録されている。
教職課程を履修している学生および教育現場の教師に最適の書である。

『公民科・地歴科・社会科の実践教育』表紙

A5 判・並製・200 ページ
定価:1,500 円+税(税込1,650円)
2014年3月刊行
ISBN978-4-905421-56-6

◉目次1 新「現代社会」と「幸福、正義、公正」――現代の諸課題を考察・探究する枠組み
矢吹芳洋(専修大学経済学部 教授)
2 平和学習教材としての「従軍雑観」
蔭山雅博(専修大学商学部 教授)
3 「地域の将来」を見据えた「身近な地域の調査」構想――中学校社会科地理的分野の場合
種藤 博(東京都墨田区立本所中学校 教諭)
4 東京都の学校設定教科「日本の伝統・文化」と「現代世界と日本の歴史・文化」
――「漫画・アニメ・ゲーム」を取り入れる授業の試みについて
武藤智彦(東京都立山崎高等学校 教諭)
5 実践報告「沖縄ウィーク」――日本史における3年間の成果と課題
杉山比呂之(専修大学附属高等学校 教諭)
6 実物資料を活かした博物館における歴史学習――芝山町立芝山古墳・はにわ博物館の事例
奥住 淳(千葉県芝山町立芝山古墳・はにわ博物館 学芸員)
7 氏(姓)を考える――歴史と今とこれから
坂詰智美(専修大学法学部 専任講師)
8 社会科教育におけるメディアリテラシー――新聞を題材にして
関口祐美子(日本橋女学館中学校・高等学校 講師)
9 法教育による憲法学習の刷新――中学校社会科公民的分野のための新しい憲法学習プログラム
岡部麻衣子(東京都江戸川区立小岩小学校 教諭)
10 発展的平和教育の実践
遠藤正二郎(文教大学付属中学・高等学校 講師)
11 社会科としての授業力とは何か?――主体的な学びの実践を通して
宮崎三喜男(東京都立国際高等学校 主任教諭)

『公民科・地歴科・社会科の実践教育』パンフレット

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