精神病者と私宅監置

近代日本精神医療史の基礎的研究


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橋本明 著

 

日本の精神医療史にとってきわめて重大な問題である
「私宅監置」――すなわち患者の家族が警察に届けて自宅に患者を
監禁してきたこと――についての初めての実証的研究。
患者・家族・地域社会の視点から
精神病者と看護者・地域・病院・行政の問題をとらえ直す。
精神医療史・看護史・社会福祉史研究に必読の好著!

A5判・上製・240ページ
定価4,000円+税
2011年12月刊行
ISBN978-4-905421-08-5

◉目次
第一章 私宅監置制度の登場と発展
1 江戸から明治へ
2 瘋癲人に関する規則
3 精神病者監護法下の私宅監置
4 各地の精神病者監護法の施行規則
5 私宅監置室の構造
6 私宅監置制度の普及
第二章 患者監置の実際――大分県公文書館所蔵『昭和十五年監置精神病者に関する綴』から
1 大分県の精神医療史と『昭和十五年監置精神病者に関する綴』
2 監置患者の統計的観察
3 監置の許可
4 監置患者の死亡
5 監置の廃止
6 患者の逃走
第三章 公費に関わる監置精神病者
1 行旅病人としての精神病者
2 精神病者収容所と公立監置室
第四章 戦前の私宅監置をめぐる評価と解釈
1 「精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察」を読み解く
2 私宅監置と精神病院法
3 私宅監置とナショナリズム
第五章 私宅監置の戦後
1 戦前から戦後へ
2 精神衛生法と私宅監置制度の廃止
3 離島の私宅監置
資料――第二章に関わる行政文書について

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